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パキポディウム・グラキリス

Pachypodium rosulatum var. gracilius

でっぷりと太ったボディ、なのに貫禄を感じるその姿。

パキポディウム・グラキリス(Pachypodium rosulatum var. gracilius)の写真

これを知らずに珍草は語れない!

概要

マダガスカルに自生するパキポディウム。
その中でもロスラーツムの変種(亜種の場合もある)と呼ばれるパキポディウムはそのユニークでどこか可愛く憎めないフォルムから一時期とんでもない注目を浴びたビザールプランツの代表的な種類。流通上は「グラキリス」「象牙宮」などの名前で知られている。

現地から採取もしくは現地で増やされた個体を現地球と呼び、種から育てられたものを実生株という。実生株は形が全体的に縦に伸びやすく不必要な分岐が多く、このような形にはなりにくいと言われている。
現地球は輸送や検疫の都合で根が整理された状態で流通することが多く、購入後に再発根させる「発根管理」が重要になる。発根管理は災難ではなくギャンブル性の高い楽しいイベントとして、一時期ブームになった。

この植物の情報

科: キョウチクトウ科

属: パキポディウム属

ジャンル: 塊根植物

学名: Pachypodium rosulatum var. gracilius

レア度: R

購入時価格: ¥10,000

別名: 象牙宮

育成・入手メモ

オススメ度:マジで買え

育てやすさ:まあまあ強い

入手難易度:絶妙

生息地:マダガスカル

人気度:

別名:象牙宮

特徴

パキポディウムグラキリスは、一般的なロスラーツムと比べ丸みを帯びた茎になりやすく、そこから伸びる枝は三本に分岐しがち。
そして、その枝はロスラーツムに比べまっすぐで、葉が細長いといった特徴がある。

見た目は木の幹のように見えるが、栽培感覚としては硬い木材というより、水分を抱えた多肉質の幹に近い。腐りが入ると内部に回りやすく、発見が遅れると一気に崩れることがある。

魅力

グラキリスの魅力は、絶妙なフォルムと絶妙な個体差にある。
塊根植物は多彩な種類があり、パキポディウム属だけでも多くの種類があるが、グラキリスほどアイコン性に特化した形になるものは少ない。特にグラキリスは丸く、万人受けをするデザインをしている。(みんな本能的に丸が好きな事をアンパンマン効果と自分は呼んでいる)

多くの現地個体が三本アンテナのような形をしているが、場合によっては二本アンテナで伸び切った猫耳のような形をしていたり、場合によっては一本だったりなど絶妙すぎる個体差が豊富。
特に現地球は斜めに生えたような形をしたものも多く、コレクション性に特化している。

パキポディウム・グラキリス(Pachypodium rosulatum var. gracilius)の画像

備考

現地球を購入することは娯楽として世間的に認められているが、マダガスカルでどのような環境破壊に繋がっているか確認できないため、大量購入や転売目的の流し買いなどは慎重に行った方がいい。
現地球を買ってはいけない。とは断言できないが、最近では種子の流通と実生苗の流通が増えてきたため、環境問題を尊重する場合実生苗を購入することが望ましい。

育て方

夏場は雨の当たらない日光下に置き、15度以下の冬は落葉するので、室内にて植物LEDライトでの栽培が望ましい。

用土
軽石と赤玉と少しの培養土を混ぜたような、水はけがいいが根が回るだけの密度はある用土を使用する。肥料は強く必要ないが、少量のマグァンプKなどを混ぜる。腐葉土・酸性土などといった独特な用土は使わず、シンプルで無機質な用土が望ましい。

夏場の管理
土が乾いたら与えていい。長雨に当てると腐る可能性があるので、直接雨が当たらなく風通しの良い日陰に置くことが望ましい。
室内で栽培することも可能だがハダニや蒸れが発生する場合があるため、育成LEDを当てしっかりとサーキュレーターにかけることが重要。
真夏の40度以上の暑さにはさすがに堪えますが、基本暑さでダメになることはないので冷却は不要です。

冬場の管理
15度以下になったら室内に取り込み、育成LED下で育てます。
冬を感じ取り落葉が始まるはずなので、落葉後は数か月、水をほとんど与えません。実生苗・発根管理直後・小さい現地球など水分保持が十分でない個体は、比較的暖かいタイミングで一日で吸える量少しだけ与えます。(たっぷりはあげない方がいい)
8度以下になるとだいぶ弱ります。極力8度以下にならないようにしてください。

ビザプラ植物園キャラクター
発根した時は感動。でも、その後はあんまり変わらないから飽きやすいかも

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