パキポディウム グラキリス

グラキリス

概要

丸く太ったフォルムと、野生を生きぬく力強さのギャップ。

特徴

パキポディウムの中でとても人気の高い種類である。
Pachypodium rosatumの変種とされており、graciliusは「細い」の意味。原種に比べ葉が細いことに加え、 塊根部は丸みを帯びやすく、枝がまっすぐに伸びることが特徴である。
ここまで強そうな見た目をしているが、黄色く可愛い花が咲き、どこか優しさを感じる。
とくにパキポディウムの中でも形の個体差が魅力で、唯一無二を感じれるためコレクションに向いている。
しかし環境保護の観点から、現地から現地の株を入荷し、販売することに対してのマイナス意見も多い。
種から育てた場合は現地のような姿になる確率が低く、あの荒く詰まった見た目は現地ならではな風貌であるため、現地球には現地球の良さがある。 しかし、種から育てたグラキリスはどうなるかわからないという別な魅力もあり、実生苗の栽培も盛んに行われている。

基本情報

種類 原種・ロスラーツムの仲間
価格相場
入手難易度 流通量は多いが、価格が高い場合が多い
その他 入手元によって価格が異なる場合がある

育て方

グラキリスは日光と風通しを好む植物である。そのため基本的には屋外で野ざらしにして過ごさせることが望ましい
もし室内で育てるのなら、しっかり日光もしくは育成LEDの当たる環境で、サーキュレーターを回そう。
初心者にとって、水やりがとても分かりずらい種類である。基本的には乾燥にとても強く、数週間であれば水を与えなくても枯れることはない。 とはいっても水やりは必要であり、屋外で野ざらしに生育する場合は湿度が上がり過ぎないように注意し、土が乾いたらしっかり与える。 必ず赤玉や軽石、もしくは専門用土の水はけのいい土を使う。
しかし生育が衰える冬は水を与えてはいけない。水を与えることで腐りやすくなってしまう。
見極めるポイントとして、葉が落葉し、完全に落葉している間は水を必要としないことを念頭に入れ、断水する。休眠中でも育成ライトや風通しを確保することが大切です。
暑さには強いが、寒さには弱い。10度を下回ると徐々に弱り始めてくる。日中5度を下回ると、急に枯れるため、冬は室内に移動する方が望ましい。

グラキリス特有のポイント グラキリスの水やりの頻度は株の大きさによっても異なってくる。
いわゆる現地球サイズであれば水が無くても生きていけるといっも過言ではないが、実生で育てた苗や絶賛成長中の苗は水を好むため、 成長期に土が乾いたのを確認したらたっぷり与える。 乾燥した用土を好むが、土の水はけが良すぎても成長が遅くなることがあるので、注意が必要である。

グラキリスギャラリー

グラキリスに関する動画

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