ブーファンが芽吹きました

ブーファンが芽吹きました


みんなは、ブーファンという言葉を聞いたことがあるだろうか。


ブータン王国ではないです、ブータン……ではなくブーファンです。
まあ、なければこのサイトに辿り着くことはないでしょうね。

つまりあなたは、「ブーファン」に興味があるっっっ!!

第一章 ブーファンとは


ブーファンとは何か。

草だ。
草、そのものだ。


大きく君臨する球根部分から、愉快な葉を広げるように展開する、なにも悩んでいなさそうな見た目が特徴的な逸品だ。

学術的には、南アフリカの西ケープ州原産で、ヒガンバナ科に属する球根植物となっている。
ヒガンバナ科の仲間はいわずもがなヒガンバナや、あとスイセンなどもヒガンバナ科に属している。

ブーファンが芽吹きました
なんこれ

しかし……ブーファンを植物に全く詳しくない人物に見せたら恐らくこういわれる事でしょう。

「これは、タマネギ科ですか?」

そう、そういわれてもおかしくない程に、タマネギにそっくりなのです。
どうですか、ちょっと興味湧いてきましたか?


(タマネギ科なんて存在しないし、もっと言えばタマネギもヒガンバナ科です)

第二章 ブーファンの芽吹き


これを言いたいがために記事を書いたの……。


えっと、時はさかのぼること一年ちょっと前、よくわからん多肉福袋みたいなのに入っていたディスティカ。
枯れたタマネギが入っていて、結構よくわからん気持ちになったことを覚えています。


ブーファンの存在は知っていたので、うれしくはありましたが。

意味が分かりません……

そこから一年。

……動き、なし。


枯れたか?


ていうか、そもそも枯れていたんじゃないのか?
と思う程に何も動きがないし、これは大みそかの断捨離で考えなきゃいけないな……。

と、心のどこかで諦めかけていたその時、その時に!!
ブーファンが芽吹きました
あっ

ブーファンの声が聞こえたんです。


「ボク、まだ生きているよ」


その時、初めてブーファンと心と心がつながったのです。

皆さんはありますか、植物と心が繋がった体験を。

そう、その大みそかで色々な植物を整理しているのを眺めていたブーファンはモリモリと葉っぱを展開し始め、まるで
「栽培スペースの隅に追いやられたくない」


という一心で、モリモリと僕に元気を見せつけてきたのです。


それからというのは早い。
新年のご挨拶と言わんばかりに、愛を伝えると言わんばかりに、葉が次々と展開していき、「生」を実感させてくれたのです。


心が通じ合った瞬間……
この子とともに生きていく。


栽培スペースの光が当たらないところに移動しようだなんて考えてごめんね。
一生を共に歩んでいこう。


終、制作・著作 N〇K

第三章 ブーファンの種類


ブーファンの世界は非常に単純ながら、とても奥が深いものとなっている。

単純?

そう、なんと二種類しか記載されていないのです!!
というのも、存在感の強さに全振りをしたディスティカと、美しさに全振りしたハエマントイデスの二種類が存在しているのだ!

二つのブーファン
分かりやすい図

ディスティカの特徴

葉が長く、直線的で、球根部分も縦長に展開することが多い。


ハエマントイデスの特徴

葉が短く、ウネリが強く、青白い特徴を持つ。


大まかにはこのような差が生まれる。
しかし、自生する範囲が広いため、うねるディスティカもあれば、つらいほど直線的な品種も存在している。

僕の持ったディスティカがどのように展開していくのか、見ものですね!
あなたの球根は、どう伸びていくのでしょうか!!


(断じて下ネタじゃないです)

その後


この記事を書いてから数年。

あの時芽吹いたブーファンは、現在も生存しています。
相変わらず成長はゆっくりですが、毎年葉を展開し、季節になるとしっかり活動を始めてくれます。


今振り返ると、ブーファンは育てる植物というより待つ植物です。
水を与えたから伸びるわけでもなく、肥料を与えたから急に立派になるわけでもない。


気が付いたらそこにいて、気が付いたら葉を出している。

そんな植物です。
一年動かなかった程度では何も驚かなくなりました。


むしろ、

「今年はいつ起きるんだろう」

と観察するのが楽しみになっています。

もし今、動かないブーファンを前に不安になっている人がいるなら安心してください。


こいつら、本当に急に起きます。
そして起きた瞬間、

「あ、生きてたんだ」


と思わせてくれます。
それがブーファンという植物です。

以上